フェニックス・ゴールド・ゴルフ・バンコク は、ロバート・トレント・ジョーンズ Jr. 設計による18ホールのゴルフコースで、手つかずの田園風景の中に位置しています。コースの周囲には、平坦な水田や開けた湿地帯が広がり、背の高いアシや草、渡り鳥、そして多くの魚が生息する風光明媚な自然が続いています。各ホールはそれぞれ異なる攻略が求められるように設計されています。

このコースは特にバックナインに印象的なドッグレッグホールが多くあります。開けた湿地帯がフェアウェイの横に広がり、美しい景観を演出しています。

多くのバンカーが近くに配置されているにもかかわらず、グリーンはそれほど広くないため、正確なアプローチショットがスコアメイクの鍵となります。程よいサイズの木々や柔らかい起伏が各ホールに自然な区切りと個性を与えており、豊富なウォーターハザードがプレーに戦略性を加えています。

トレント・ジョーンズ Jr. の設計らしく、一見するとフェアウェイは広く見えますが、ピンを狙うには正しいポジションからのティーショットが不可欠です。並行するホールの間にはセミラフの帯があり、この粘り強いバミューダ芝のラフに入ると、レイアップを余儀なくされることもあります。多くのグリーンは深いバンカーに囲まれており、寄せワンは簡単ではありません。グリーンは速くて転がりも良いですが、繊細な傾斜にも注意が必要です。

一般アマチュア向けに推奨されているイエローティーですが、距離は少し短めで、初級者から中級者の方にはちょうど良い距離となっています。中級者から上級者の方にはホワイトティー（全長6600ヤード）

からのプレーがおすすめで、さらに上級者の方はバックティーからにすることをお勧めいたします。

グリーンはやや硬く、スピードも速いため、スリリングで面白いパッティングが楽しめます。アンジュレーション（起伏）はそれほどありませんが、丁寧なライン読みと繊細なタッチが求められます。

プレー前には、天然芝から打てるドライビングレンジをはじめ、アプローチエリア、バンカー練習場、パッティンググリーンなど練習施設も充実しています。

フェニックス・ゴールド・ゴルフ・バンコクのクラブハウスは、広々とした地中海風のデザインで、ロッカールームなどの設備も非常に快適です。ホール・イン・ワン・カフェでは、タイ料理と各国料理の両方を楽しむことができます。その他の施設もまずまずですが、特に魅力となっているのはコースレイアウトと自然豊かな周囲の景観で、バンコクを訪れるゴルファーを惹きつけています。

また、このコースは「プリティキャディ」がいることで有名です。キャディは、普通のキャディとプリティキャディから選ぶことができ、ただし、プリティキャディは事前予約が必要です。