ブラックマウンテンゴルフクラブはホアヒンの西、ホアヒン市内から車で15分の場所にあります。オーストラリアのパシフィックコースト社のフィル・ライアンがデザインを担当しました。2011～15年はタイのベストチャンピオンコースに選出、11～12年には米国ゴルフダイジェスト社の世界ベスト100コースにも選出されました。開業以来その評価は常に高いレベルをキープしています。また、14年にはヨーロッパ対アジアの対抗戦（ロイヤルトロフィー）が開催され、石川遼プロが参戦したことを記憶しているゴルフファンは多いことでしょう。15、16年はタイランドクラシックオープンの開催コースにもなりました。
開業時は全長7591ヤード、18ホール、パー72でスタートしましたが、現在は9ホール増設され27ホール、パー108になりました。
バンヤンゴルフクラブ同様に、パイナップル畑があった丘陵地帯に造られ、自然の地形、木々、岩々や曲がりくねったクリークなどを見事にコースレイアウトに取り入れて美しくて難しいコースにデザインされています。ティグランド、フェアウェイ、ラフにはシーショアパスパラム芝、グリーンにはティフイーグル芝を採用し常に高速で良好なコンディションを維持しています。EASTコースの6番ホール、パー５はロングヒッターなら2オンが狙え、イーグル、バーディも獲れるチャンスがありますが、池にせり出した半島型のグリーンのためアプローチショットの精度が試されます。続く7番ホールはHDCP 1の右ドックレッグのミドルホールです。ショートカットするにはティショットで池越えしなければならないので、キャリーで230ヤード以上飛距離が求められます。NORTHコースは14番ホールは池越えのショートホール。15番、16番、17番ホールはいずれもクリークがフェアウェイを横切るホールなので、距離感を大事に攻略したいところです。

クラブハウスからはコース全体が一望でき、プレーを振り返りながらのおいしい食事とビールで至福の時間を味わってみるのも忘れられない思い出になるでしょう。